2009年11月20日

アラスカのDRM局受信

XYZさんが、4845kHzで受信したDRM局、これは昨年アラスカのDelta JunctionにあるDigital Aurora Radio Technologies (DART) に対して実験局WE2XRHの免許を与えた、オーロラ観測局だ。

FCCがDARTに対してアラスカで4.50-5.10MHz、7.10-7.60MHz、そして9.25-9.95MHzを使用した2年間のDRM送信試験を許可したことから、この実験放送が受信できたものと思われる。
短波放送衰退の中、アラスカ全域で受信可能となるよう、オーロラの出る高緯度での電離層伝播の影響を調べるのが目的という。

そこで、早速受信してみた、19日1745頃に4845kHzでDRM信号が出てきたが極めて弱い、1800に消えてしまった。1805に再開、徐々に信号レベルが高くなってきた。
1816'40"に停波。1818'30"また出てきた。やはりテスト放送らしい。データ放送のみで、音声は無し。MOT Slideshowで、以前にもTDFなどで放送されたことがある。

しかし信号レベルが低く、データを拾うには弱すぎる。それでも1840過ぎにはSN比も15dBほどに向上、2枚の画像が表示された。60mbでのDRM放送をはじめて受信できた。
2020まではDRM信号が捕捉されていたが、以降DRM信号は出ているものの弱すぎてダメ。2000頃からAM波が強くなり局名表示がやっと。







この記事へのコメント
実験目的はいろいろいわれていますね。
どれが本当なのか分かりませんが、国防省、IBBも関係があるようで何か胡散臭い実験局のようです。
一方ではアラスカの広範囲をカバーする高品質ラジオ放送の実験とオーロラによる伝播障害の実験としながら、コンチネンタルのOTHレーダー送信機の有効利用を目的と書いているところもあります。
しかし短波放送衰退といいながらこうした局が出てくるのは良いことなのでしょう。
Posted by 化石 at 2009年11月20日 11:50
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