DRM短波デジタル放送の世界

AIRがデジタル放送を行うと言う情報があり、15050kHzのチェックを始めたが、・・・。
15075kHzのAM放送が0530に終了した。そして0530から1100過ぎまで15050kHzでテスト放送を今日13日までやっていると言う。

一瞬デジタル信号をキャッチするが消えてしまう、信号レベルが低すぎるようだ。0547に一瞬India の表示が、しかしすぐ消えてしまいました。

これから徐々に上がることを期待しよう。
予想通り0600過ぎから徐々にレベルが上昇、しかしビットレートが違う、13.84だったり、20.92だったり、最初は12.22と表示されました。
0615は13.96kbpsに、しかしSDCをみると4-QAM、これでは日付表示も出ないでしょう、音になるのはかなり厳しいかな。

0700台も一進一退、0730頃一瞬音が出ただけ、このときでもSN日は6以下でした。  続きを読む

日本でいつも聞えるDRM放送は0200-0300台に受信できるDW、VORそしてRNZIの3局です。

DWは一時間、VORは4時間、RNZIは20時間以上受信することができます。

12日はVORは音にならない、後はいつもより信号レベルは低いものの快適に復調できています。  

定刻通りに始まりました。
音声ニュースはドイツ語が出ています。音声はAAC+のステレオです。
やはりこの時間のVORはご機嫌斜めです。殆ど音になりません。

DREAMソフトのスケジュールが15785kHzに変わっていました。

HCJBも毎日DRM放送をやっていますが、北米向けのため聞えません。
2月15日からは一時間延長され1100-1200に15275kHzで放送されます。

Starttime (UTC) 2008-02-11 02:07:35
Frequency 15785 kHz
Label Deutsche Welle
Bitrate 17.10 kbps
Mode B
Bandwidth 10 kHz

MINUTE SNR SYNC AUDIO TYPE
0000 17 150 1480/10 0
0001 17 150 1498/10 0
0002 18 150 1424/10 0
0003 18 150 1498/10 0
0004 18 150 1496/10 0
0005 18 150 1500/10 0
0006 18 150 1500/10 0
0007 18 150 1448/10 0
0008 18 150 1492/10 0
0009 17 150 1485/10 0
0010 17 150 1438/10 0
0011 18 150 1498/10 0
0012 18 150 1478/10 0

SNR min: 17.0, max: 17.7  

10日の9870kHz、今までに無く超協力に受信できました。SN比も27dBを越すほどの勢いです。
DREAMソフトでログを少しとって見ました。
評価画面でも分かるように最高の受信状態です。

Dream
Software Version 1.9.2cvs
Starttime (UTC) 2008-02-10 08:08:03
Frequency 9870 kHz
Label RNZI
Bitrate 16.56 kbps
Mode B
Bandwidth 10 kHz

MINUTE SNR SYNC AUDIO TYPE
0000 25 150 1499/10 0
0001 25 150 1500/10 0
0002 25 150 1500/10 0
0003 26 150 1500/10 0
0004 26 150 1500/10 0
0005 26 150 1500/10 0
0006 26 150 1500/10 0
0007 27 150 1500/10 0
0008 27 150 1500/10 0
0009 27 150 1500/10 0
0010 27 150 1500/10 0
0011 26 150 1500/10 0
0012 27 150 1500/10 0
0013 27 150 1500/10 0
0014 27 150 1500/10 0

SNR min: 26.6, max: 27.2  

10日のDWアジア向けDRM放送は9日と同じく通常の音声方式、快適に聞こえています。
中国語のテキストニュース、HTMLによる英語とドイツ語のニュース、そして聞こえる音楽はステレオ音声です。

0200-0300に聞えるDRM放送はこのほかVORとRNZIがあります。VORは今日もあまりいい状態ではありません。時々音になる程度です。
ニュージーランドは全く申し分ありません。100％音になっています。  

いつもはこの無料のDREAMソフトでは復調しない音声方式だが、9日は通常のAAC+、しかも音声はステレオです。
中国語のテキストメッセージとHTMLのデータ放送もあります。

ただ今日のデータ放送、ビットレートが0.36kbpsとメチャ遅い、HTML表示まで5分以上かかっています。雪模様のお天気、多少信号は弱めですが高音質な音を聞くことが出来ます。

celp方式でDRM放送を出してどれだけの人が受信できているか知りたいところです。やはり誰でも聞くことの出来る音声方式で送ってほしい。

システム評価画面は言語がドイツ語になっていますが、実際には音声放送は英語が出ています。0258、音楽の途中でキャリアーが切れました。  

日本でもデジタルのラジオ放送一応行われています。しかし受信する専用の受信機は市販されていません。

それでも、携帯電話とパソコンにＵＳＢチューナー取り付けて受信する２つの方法があります。
明日10日のNHK総合テレビ、「デジタル放送なんでも相談室」は『デジタルラジオ』を紹介します。

デジタルラジオの正式名称は「地上デジタル音声放送」。
２００３年１０月から試験放送が始まっていて、２０１１年の本放送開始に向けて準備が進められています。

番組は、現在のＡＭ・ＦＭラジオ放送とは全く別の内容で、画像を見ることができます。
またデジタル放送ならではの高音質で、データ放送も見られます。

現在、関東と近畿地方の一部で受信可能です。番組内容や受信可能地域については下記を
参考にしてください。

社団法人デジタルラジオ推進協会（ＤＲＰ）

  

通常ＡＲ7030はＩＦ出力が付いているため、ダウンコンバータさえつければＤＲＭ放送の受信はできます。
しかしその帯域幅は9.5ｋＨｚ、デジタル放送受信には一寸狭い。

少しでも信号が弱いと復調が出来ない症状が多発します。そこで7030の場合は2箇所のフィルターを12ｋＨｚに交換すると好結果が得られます。

実際にＤＲＭ放送を受信してもはっきり差が出ます。Iｎput Spectrum波形を比較してもその違いがよく分かります。

7日はＶＯＲは信号も時々見失うほど弱い、ＤＷは良好に受信できました。もちろんcelp方式で音は聞えませんでした。
ＲＮＺＩは17675ｋＨｚが止まっていましたが、0130には出てきました。良好に聞えています。  

もうすっかり常連のニュージーランド放送である。いつものように高音質な放送を楽しませてくます。

この短波DRM放送が、ハンディのある人たちにも役立つ放送になるだろうと言うことから、米国公共放送NPRが向う5年間で実用化のために検討を始めたようです。
比較的ローコストで、今ある放送設備がそのまま使えることから有望だとしています。日本では今後もDRM放送が行われることは全くありません。

4日0200のDWは、スリランカの暴動事件の影響も無くいつものように始まったが、0204まではaacとAAC+の音声がそれぞれ一分ほど出ていた。0204以降は通常通りのcelp方式の放送が続いた。  

3日の15785kHz、DWは定刻0200に放送を始めたが、これがまたAM放送、しかしすぐOFF、またONと繰り返し0208'46"からいつものcelp方式になり音は出なくなった。
コンディションはあまりよくない、SN比も20dBを越す事は殆ど無かった。
しかしRNZIは相変わらず強力、今日も100％の復調です。
システム評価画面は、AR7030とALA1530で受信したものです。

3日のDW、15785kHz：
0159’-0202’29”　AM放送、
停波、
0203’07”-0203’46”　AM放送、
停波
0205’25”-0206’03”　AAC+
0206’04”-0258’00”　celp